Lesson05 伏臥位 下肢のストレッチング
- Takagi Shoji
- 3月16日
- 読了時間: 2分
更新日:3月25日
背部の施術の次は足関節と股関節のストレッチングです。
①足関節のストレッチング
術者はクライアントの左大腿部の横に立ち、
クライアントの左膝を90度屈曲します。
術者の左脛部をクライアントのハムストリングに乗せ、両手で左足関節を把持して真上に牽引します。
術者の左手を踵骨、右手をリフスラン関節に当てて牽引しながら最大底背屈させます。
次に右手で足底部から把持し、クライアントの左足関節を大きく回します。
足根骨の詰まり、足関節の背屈可動域を診断します。
②股関節のストレッチング
術者の左脛部での左ハムストリングの圧迫をやめ、
両手でクライアントの左足関節を把持したまま持ち上げ、左股関節を伸展させます。
クライアントの浮いた左大腿部前面に術者の右大腿部を入れて、両手は牽引から股関節の最大内旋の方に作用させ、術者の右脚でクライアントの左股関節を伸展させます。
股関節の伸展+内旋の最大可動域を確認します。
そのまま伸展を緩めずにクライアントの左股関節を外旋させます。
伸展+外旋の最大可動域を確認します。
このストレッチングでクライアントの腸腰筋の柔軟性を診断します。
次に
クライアントの左膝関節を屈曲させて同じことをします。
股関節伸展+膝関節屈曲から内旋と外旋の最大可動域を確認します。
このストレッチングでクライアントの大腿四頭筋の柔軟性を診断します。
動きが硬い場合はそれぞれ何度か繰り返します。
股関節伸展ストレッチングの次は
股関節屈曲ストレッチングです。
術者の左手でクライアントの左膝関節内側を
右手でクライアントの左踵骨内側を持ち、
クライアントの股関節を屈曲させながら内旋し、
屈曲+内旋の最大可動域を確認します。
次に術者の大腿部をクライアントの左足底部に当て、左股関節を最大屈曲に固定させ、
術者の両手で左膝関節内側部を持ち、
クライアントの左股関節を最大外旋させます。
屈曲+外旋の最大可動域を確認します。
これで伏臥位での股関節のストレッチングは完了です。
伸展+内外旋→屈曲+内外旋
このまま、
クライアントの股関節軽度(屈曲+外転+外旋)、
膝関節軽度屈曲位にして、
次の施術に繋げてます。
Deep Healing Stretching&Massage 考案者
合同会社整体ユニオン代表
髙木昇司
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